出来高と価格でビットコインの今を知る
ここ最近はまっている出来高分析VPPから、この一週間の値動きを評価してみましょう。前回は、週足で見て前回のバブル終焉を振り返りました。
VPPは、値動きが重い割に出来高が多いときにシグナルを発します。
値動きを抑えつつ、一部の人がその他大勢の売りを吸収して買い集めている場合にもシグナルが出ると考えられます。
では、ここ数日の値動き、出来高を見てみましょう。
まずはBinance。
赤い丸を見ていただけると分かると思いますが、大体これまでの底を掴んでいると思います。
次がCoinbase。
気づきましたでしょうか。VPPは下落トレンドに入ってから最大の値を示しています。(さらに加えて、VIXもかなり強いです)
少なくとも、かなりの量が売られている一方で、誰かが買っている、ということ。
これは意識したいですね。長い目で見ればかなり下落の最終局面(現在進行形かすでに終わっているかは不明)。これをセリクラと呼ぶのは反発を伴っていないのでなんとも言えないのですが。そしてセリクラが来たからと言ってトレンド反転とは必ずしも言えないのは注意。
ドルコスト平均法をしている人にとっては大バーゲンセール状態といってよいでしょう。数年先に高値更新することに賭けている人にとっては。
買い煽りになってしまうのもあれなので、ネガティブな視点も。
以下はもーっと長いスパンで評価したときの出来高と価格。対数軸です。
・・はい、2015年から2016年にかけて、えげつない量の出来高があり、その時の値動きは今の時代に比べてかなり小さいです。今の下落時のVPPが高い!とは言えなくなりますね。
要は、めちゃくちゃ買い集めたアーリーアダプターはこの時期から保有しているということ。そして、今の時期の価格は、下落しようが、200から300$程度で大量に買った人からしたらまだまだ余裕のある価格帯だということ。まだ下がったとしても大丈夫。
ここらへん、二つの時間軸を見比べて思うことは、短期で戦う人ならボラの強い今の時期は大チャンス。長期で粘る人ならもう少し強い出来高が継続して観察できたら買い集め始める、というのが良いんじゃないでしょうか。